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2010年1月13日

ダイエットに王道はない

・ 普段の食事を1~2割減らすだけでもダイエットはできる
・ 仕事場や家庭で、ちょこまか体を動かす、
ニ―ト(NEAT Non-Exercise Activity Thermogenesis)で簡単ダイエット
・ 個人個人にあわせたダイエットの実現をアドバイス

普段の食事を1~2割減らすだけでもダイエットはできる

普段の食事を1~2割減らすだけでもダイエットはできるダイエットを考えたときに王道はない。摂取カロリーと基礎代謝(じっとといても自然に消費するカロリー)や運動などによる消費カロリーのバランスを気にかけるようにすることが大切である。覚えておくと便利な計算として体の脂肪を1キログラム減らすために約7000キロカロリー減らす必要がある。それは食事の量を減らす、運動量を増やす、のどちらにもいえることである。しかし体には慣れの現象があり、数か月でこの計算が合わなくなることもある。  ダイエットする心構えとして、自分の毎日の摂取カロリーを調べて計算する努力は必要で、それすら面倒くさいという人は、日ごろ食べている食事と同じ内容で1~2割残すようにすることが大切だ。原則として食べていけないものはない。天ぷらでも、肉でも、トロでもなんでも、1~2割減らせばいいのである。

 そして余裕のあるひとは摂取カロリーの中身を考えることだ。同じカロリーでも、炭水化物は、脂肪やたんぱく質と比べて、体内に取り入れた後、インスリンが多く分泌され、そのインスリンは、血糖値を下げるだけでなく、脂肪を貯める作用も持つ。そのために糖質(炭水化物)を多く摂ると太ってくると考えられる。

 アメリカのアトキンスという医師が、約40年前に、この考えに基づいて極端に炭水化物を減らしそのかわりに多量の蛋白質の摂取を薦めた「アトキンスダイエット」を提唱したが、3大栄養素のバランスや、料理のおいしさなどの問題もあり、短期のダイエットには成功するものの脱落者が多く、思ったほど流行しなかった。しかしダイエットにおいて炭水化物を取り過ぎないという考え方は大切である。

 さらに炭水化物の中でも摂取して甘いと感じる単純糖質はそれ自体のカロリーは多くはないがダイエットにはよくない。とくにジュース、砂糖、炭酸飲料、果物、ケーキなどの取りすぎは、せっかく主食をへらしてもダイエット効果はあがらない。

仕事場や家庭で、ちょこまか体を動かす、 ニ―ト(NEAT Non-Exercise Activity Thermogenesis)で簡単ダイエット

仕事場や家庭で、ちょこまか体を動かす、ニ―ト(NEAT Non-Exercise Activity Thermogenesis)で簡単ダイエット運動面については有酸素運動や無酸素運動についていろいろいわれるが、体を動かす、つまり筋肉を動かすには脂肪からのエネルギー供給が必要であることには変わりはない。たとえ1分でもいいから余分に体を動かせばいいのである。

 消費カロリーを考えるときに、ニ―ト(NEAT Non-Exercise Activity Thermogenesis)という言葉を覚えておくといい。これは運動といっても別段、スポーツジムや水泳などに出かけていかなくても、日常の仕事場や家庭内で自分にあったちょこまか運動をすることの重要性を説いた言葉である。やはり太っている人は日常でも動かない、太っていない人はチョコチョコ体を動かしているという観察結果がある。1日の消費カロリーの差を調べたドクターの報告では体を動かさない人とこまめに動かす人では平均で1日200キロカロリー、最高の差で700キロカロリーという調査がある。1日200キロカロリーの差としても計算上は35日で7000キロカロリーとなり、1キログラムの差になる。余裕のある人は、基礎代謝についても考えることも大事である。年齢とともに太ることのひとつの理由に筋力低下による基礎代謝の低下があげられる。年をとればとるほど自分に合った方法を工夫して筋力アップするくらいの気持ちと少しの努力が大事である。筋肉が増えると太りにくくなる。

個人個人にあわせたダイエットの実現をアドバイス

個人個人にあわせたダイエットの実現をアドバイス世の中にアミノ酸ダイエット、脂肪カットダイエット、またはダンベルダイエット、ヨガダイエット、深呼吸ダイエットなどなどいろいろあるが、特に運動はしなくて良いとするダイエット法理論の多くはどれも、都合の良い理論であることは否めない。  しかしあまり堅苦しく考えないで、2~3か月、自分が気になるダイエット法を実行してみて成功すればそれがあなたにあったダイエットである。ダイエットに王道はない。  しかし当然のことながら栄養のバランスは気にすることは必要である。適度な運動、適度なカロリー制限の組み合わせをして無理のない自分の目標値を決めることが大切である。  運動の際に、肩や首のまわりに脂肪を分解してすばやく燃焼させることの出来る褐色脂肪細胞が多く存在していることを思い浮かべ、この部分の運動も心がけることも、効率的なダイエットのこつである。

 そして目標値が厳しいほど意志強固に、目標値が厳しくなければ例えば3日に1回努力するとか、のんびりとやればいい。自分で計画立ててマイペースですることがダイエットには必要である。
 もう一つ、生活習慣病やメタボリックシンドロームなどの予防のためにダイエットするのか、またスタイルをよくする美容を主にダイエットするのか、そのどちらが目的なのかを、はっきり決めてダイエットした方がいい。健康と美容は密接に関連しているが、どちらに重点を置くかで方法は異なる。このあたりも私が臨床で培った経験や医療情報の中から、私でなければ出来ないアドバイスをしていきたいと考えている。

足腰の筋力のみならず呼吸筋も鍛える方法

足腰の筋力のみならず呼吸筋も鍛える方法 老化は足腰からきます。筋力を鍛えることを意識することが大事です。
今の医療は倒れた患者さんに対するリハビリは行なうも、年齢からくる筋肉の衰えにはあまり積極的ではありません。
なぜなら医療保険は患者さんを診るときには適応となりますが予防的なことには適応されないからです。年をとるというハンデは避けられない。それなら工夫して筋力を保つことが大事です。

1)加圧ベルト(抗加齢ベルト)で特に下半身の筋力低下を防ぐ。

2) ペンダント形式の犬笛。タバコ病(COPD慢性閉塞性肺疾患)が言われている昨今、呼吸筋を鍛えることが大事です。そのためには常に笛を吹くことがよさそうです。笛を常に携帯していれば呼吸筋も鍛えられる上に腹筋なども自然と鍛えられます。

3)シルバージムを作り、中高年のためのジムを作ることも一案です。デューク更家氏のような人気インストラクターがいるともっと盛り上がると思います。健康ドリンクなどもあわせて提供でき、さらに医療、健康アドバイスや民間保険の情報の場ともなりえます。睡眠時無呼吸用のリュックの販売も一案です。パルスオキメーターで睡眠時の酸素量の低下を簡単に測定できるのでリュックの効果も数値化できる可能性があります。



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