2009年7月 9日
質問1:活性化自己リンパ球療法と移入免疫療法は、同一ですか?
移入免疫療法は、他人のリンパ球を使用していますが、活性化自己リンパ球療法は、自分自身のリンパ球を使用しますので異なる療法です。どちらの療法も研究段階の療法であり、どちらが良いかを断定することはできません。
ただし、当社関連の活性化自己リンパ球療法は、肝臓ガンの手術後再発防止効果を有することが統計学的に明らかされています。
また、抗CD3抗体とインターロイキン2により活性化リンパ球を増殖させる技術は、高度先進医療の中でも使用されています。
2009年7月 8日
質問2:活性化自己リンパ球療法とLAK療法は、同一ですか?
LAK療法の活性本体はNK細胞ですが、活性化自己リンパ球療法の活性本体は、活性化されたTリンパ球であり、異なる療法です。
しかしながら、どちらの療法もインターロイキン2を使用することから同一のものと混同されることが多いようです。
2009年7月 7日
質問3:活性化自己リンパ球で癌は治りますか?
数十人に一人くらいの割合でガンが治ったということもありますが、これは、特殊な例であると考えています。むしろ、活性化自己リンパ球療法では、ガンは治せないと考えた方が良いと思われます。
しかしながら、ガンの進行を止める効果や再発を防止する効果、QOLの改善効果は期待できます。そのため、活性化自己リンパ球投与によりガンがどんどん小さくなることはあまり期待できませんが、増殖が止まったり増殖速度が緩やかになること、全身状態が良くなることが期待できます。
特に、ガンの場合再発が最も恐ろしいことですから、外科的な手術後に活性化リンパ球投与を行い、再発を防止することは効果的な治療であると考えられます。
2009年7月 6日
質問4: ガンは完全に切除したと言われてましたが、活性化リンパ球治療を行う意味はありますか?
手術によりガンが完全に切除できたと言われると患者さんの多くは治ったと思う人が多いようですが、数年後に再発ということが結構あるようです。
ガンが完全に切除できたと言うのは、肉眼的に切除できたということで、再発しないことを意味していません。外科的な手術でガンを完全に切除した後に活性化リンパ球治療を行うことは、再発を防止できる可能性があり(少なくとも肝臓ガンで証明されています)、最も効果的な治療の一つであると考えられます。
2009年7月 5日
質問5:QOLの改善効果とはどのようなものですか?
QOLは、Quality Of Lifeの略で、患者さんの全身状態を示しています。食欲不振や倦怠感の有無等を示すことが多いようです。
活性化自己リンパ球療法により、食欲が回復したり倦怠感がなくなるといった効果が認められます。そのため、自宅での治療が可能となり、旅行などに行ける場合もあります。
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