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C)sdLDL-C(超悪玉コレステロール)

LDL-CがLPLなどにより更に小型化したもの。
これは各組織にあるLDL受容体との親和性がない為に、血中に長く停滞してしまいます。
その間に酸化作用を受けた後でマクロファージに貪食され血管内皮のplaqueになってしまいます。
sdLDL-Cは非常に大事な検査なのですが、未だに、一部の研究室レベルでしか測定できていません。
LDL-Cの大きさを間接的に示す検査としてアポリポ蛋白Bという項目があります。
アポリポ蛋白B(ApoB)90mg/dl未満が正常範囲です。
アポリポ蛋白の数値が大きい程LDLが小型化(悪玉化の目安)といわれています。しかしあまり多くの先生方は検査されていないのが現状でしょう。
私自身も殆ど日常的には測定していません。

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