トップへ ->  健康寿命について  -> タニタやオムロンなどの体重計

タニタやオムロンなどの体重計

タニタやオムロンなどの体重測定器で体重や筋肉量、骨量および脂肪量が簡易表示されます。

1)コストが安く多くの人が利用できる点
2)個人の評価はあくまでも個人の各項目のデータの変化率で見ることが一番自然です。
筋肉量や骨量の増加、脂肪量の減少が良いサインでしょう
筋力と筋肉量は厳密には異なりますが、個人での変化を見るのですから筋肉量の変化を見ればいいと考えます。

上記のような体重計を利用して自分独自のデータの推移を見るようにしてください。

註)一方大学などの研究機関や一部の検診センターではCTを利用して、数多くの動脈硬化のリスクの統計から内臓脂肪面積が100㎠以上を要注意としています。私はこの絶対値評価よりも個々人の体重や筋肉量などの変化率を治療の評価にしたいと思っています。

例えば、175cm55kgでずっといた人が、結婚を機に半年で60kgになって脂肪肝になったというような症例をたまに経験することがあります。175cm80kgで体型維持しており脂肪肝のない人のような例も少なからず経験します。
BMIで評価するとこの2症例は?ですよね。統計的に処理するということは、総論なのです。現場を見ている医者の端くれとしては個々人の結果である各論を優先しています。話は脱線しますが大病院のデータは総論が中心です。私は総論を参考にしますが、鵜呑みにはしません。何故なら目の前の患者さんは上記症例のように一人一人各論だからなのです。


トップへ ->  健康寿命について  -> タニタやオムロンなどの体重計