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食事の内容といっても決して難しく考える事はありません

炭水化物、蛋白質、脂質の三大栄養素のうちで血糖変動に直接影響を与えるのは炭水化物であるという事を知っておくことで十分です。蛋白質や脂肪からの糖新生は生じることがあってもあまり大きな影響はありません。

「炭水化物」=「糖質」+「食物繊維」です。

註)糖質と炭水化物を同義語的に使っている表現も多いので注意して下さい。


糖質や食物繊維といっても色々あります。
しかし典型的には75gブドウ糖負荷試験で糖尿病の確定診断を行うことからもお判りのように、血糖値に大きな影響を与える糖質はブドウ糖です。

その為に、実際に食べる食品中の炭水化物量をブドウ糖換算量g(wtGL値)へ置き換えてみる習慣をつけておくと食後の血糖変動がイメージしやすくなると考ます。

wtGLg=食品中の炭水化物量g×食品のGI値%


GI値とは食品中の炭水化物が血糖値に与える影響を同じ量のブドウ糖と比較して表した指標の事です。GI値については多くのネットで簡単に調べられます。ただし報告者によってGI値が多少異なりますが、大きな違いではないようです。

GL値に関しては目的食品1人前を基準に計算する報告と食品100gを基準にして計算する報告があります。私は実際に食べる食品中の炭水化物量からGI値を参考にして計算することがより実用的と考えてwtGL値という言葉を使っています。
wtGL値というのは私の造語です。

wtGL値については私のHPにも一部記載しておりますが、GLUTEN FREEのLOW CAR lifeのデータを参考にさせていただいております。


注意
果糖はwtGL値では過小評価されてしまいますが、過剰摂取が続くと後日糖尿病コントロールの悪化要因になりますので要注意です。


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