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2010年7月 6日

進行ガンについて

進行ガンについて

進行ガンの治療で大事な考え方

白血病や悪性リンパ腫といった血液のガンは抗ガン剤の治療効果は大です。しかし多くの固形ガンはいったん進行すると完治は難しいのが現状です。進行ガンの治療で大事なことはガンと付き合うという考え方です。

これまでの進行ガンに対する治療課題

進行ガンの治療において腫瘍縮小効果が期待できる手術、抗ガン剤治療、放射線治療の三大標準治療が中心であることに異を唱える人はあまりいないでしょう。しかし三大療法だけではうまく行かないことはままあります。
辛い抗ガン剤治療をがんばって受けてやっとガンが小さくなってきた矢先に亡くなってしまったという症例は意外に少なくありません。
今まで多くの大病院が陥っていた腫瘍縮小第一主義の抗ガン剤治療の成績からは
1)がんの縮小効果(奏効率で表現されます)
2)患者さんの延命効果
は必ずしも比例しないという報告が多数見られます。
その要因としては
1)患者さんの栄養や体力、免疫力、さらには痛みや苦痛に対する治療が余り重要視されなかったこと
2)治療後の腫瘍の大きさがあまり変化しないケースに従来の奏効率重視の考えによる更なる行き過ぎた治療がおこなわれてきたこと
などが考えられます。

進行ガンについて

進行ガンについて

進行ガンの治療で大事な考え方

白血病や悪性リンパ腫といった血液のガンは抗ガン剤の治療効果は大です。しかし多くの固形ガンはいったん進行すると完治は難しいのが現状です。進行ガンの治療で大事なことはガンと付き合うという考え方です。

これまでの進行ガンに対する治療課題

進行ガンの治療において腫瘍縮小効果が期待できる手術、抗ガン剤治療、放射線治療の三大標準治療が中心であることに異を唱える人はあまりいないでしょう。しかし三大療法だけではうまく行かないことはままあります。
辛い抗ガン剤治療をがんばって受けてやっとガンが小さくなってきた矢先に亡くなってしまったという症例は意外に少なくありません。
今まで多くの大病院が陥っていた腫瘍縮小第一主義の抗ガン剤治療の成績からは
1)がんの縮小効果(奏効率で表現されます)
2)患者さんの延命効果
は必ずしも比例しないという報告が多数見られます。
その要因としては
1)患者さんの栄養や体力、免疫力、さらには痛みや苦痛に対する治療が余り重要視されなかったこと
2)治療後の腫瘍の大きさがあまり変化しないケースに従来の奏効率重視の考えによる更なる行き過ぎた治療がおこなわれてきたこと
などが考えられます。

早期ガンについて

早期ガンについて

ガン検診について

早期ガンについて現行のガン検診は、誰もが、平等に受けられて、比較的コストがかからず、ほとんどどこの病院で受けられる、比較的信憑性の高い検査であることがその骨子です。
しかしそれらの多くの検査が各臓器のガンの早期発見に一番適した検査であるかというと残念ながら現実はそうとはいえません。やはり今の医療情勢からは、国に早期ガン発見をまかせっきりにしない方が賢明です。自分が気になる臓器に対しての早期発見に最も適したガン検診を自己責任において受けることお薦めします。さらに、万が一に備えて民間のガン保険に加入しておくといいでしょう。なぜならもし早期ガンが発見された場合、今の医療保険ではカバーできないよりよい治療方法が存在するケースが考えられるからです。特に放射線治療はもっと自由に行なえるといいと考えています。

早期発見にはMRI検査がお勧め

ほとんどの臓器のガンの早期発見にはMRI検査がお薦めです。例外としては
1) 肺ガン検査としては胸部CTです。MRIは含気量の多い肺の検査は適していないからです。
2) 胃及び大腸検査は蠕動運動があるためにMRIは苦手です。それぞれ内視鏡検査がお奨めです。
3) 胃の内視鏡検査は比較的多くの病院で施行されておりあまりドクター間の技術差はないように考えます。
4) 大腸内視鏡検査は胃内視鏡検査のようにどこでもできるわけではありません。ドクター間の技術差は大きいようです。それでも最近は大腸内視鏡検査を専門とする若手医師が多く育ってきています。さらには三次元colonography検査を施行するところが出てきています。若干の放射線被爆はありますが、検査に伴う苦痛はほとんど無いでしょう。カプセル内視鏡検査はなんとなく個人的には感度の問題などがあり薦めません。

※特にお薦めしたい検査はビキニMRI検査(乳房と婦人科領域の検査をこう命名しました)です。



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